ローラー台専用防振ゴム

前回、防振専門のメーカー様の協力で作った、サンプルの他に、独立セル構造のウレタンスポンジもテストしています。
ゴム系 vs スポンジ系 といったところでしょうか。
どちらも、防振材としては優越つけがたいのですが、ローラ台専用として評価した場合、スポンジ系の方が相性がいい結果が出てきました。

ゴム系で振動吸収性を上げようとした場合、どうしても「やわらかめ」(剛性がない)になりますが、独立セル構造のスポンジを使用した場合、ある程度の剛性を得られます。
剛性がない土台の上にローラーを設置しると、ローラー自体が揺れ放題になってしまい、その振動がフレームに伝わり、音が大きくなってしまう場合があります。

高い剛性と振動吸収性という反する性能の両立が必要です。

当然、スポンジの厚さや硬度で性能が違ってきます。
多くのテストを行い、最適なスポンジ厚と硬度を得ることが出来ました。
このまま販売してもいいかな。と思うのですが、いまいち性能に納得出来ません。
現在、新しいアプローチで性能を上げる試みを行っています。
うまく行けばいいのですが。

ローラー台専用防振ゴム

振動データを元に、防振ゴムを作ってみました。
と、言っても作ったのは、防振専門のメーカーです。
防振専門のメーカー様に協力を依頼し、データを元にサンプルを作って頂きました。

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面積と高さが違う凹凸が優れたバネ特性を生みます。
早速、アルミ板を切り出してテストです。
振動データーの他に、音のデータも取ってみます。

固定ローラー専用タイヤ

試しに、精度が非常に高い、固定ローラー専用タイヤを作ってみました。

ローラー台から出る振動ってどこから来るのでしょう?
前回、測定した振動データを解析すると、ひとつは負荷ユニットから発生していると思われる周波数の振動を読み取れます。
それ以外は?
予想される発生源のひとつはホイル。ホイル(タイヤ)の真円度はあまり良くありません。
リムの真円度はそこそこあるのですが、タイヤを装着すると、物によってはかなり悪くなるようです。
そこで、厚み方向に精度が高い専用タイヤを作って、振動を測定してみました。
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負荷ユトットに接する部分は平らです。
重量は900gです!
これくらい重さがあると、慣性もすごくて、実走感がありますね。

測定の結果ですが、いまいち効果が薄いです。。。。
タイヤの精度を上げると、今度はリムの真円度が問題になるようです。
しかし、いい勉強になりました。

丸断面のタイヤも作ってみました。
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データ的には上のタイヤと変わりませんでした。

測定測定解析!

測定器が完成したところで、ジャンジャンバリバリと測定していきましょう。
いろいろなパターンで振動をXYZ方向で測定していきます。

そのままだと、数値の羅列なんで、解析も進めます。
フーリエで見ると面白い結果が見えてくるのですが、振動が持っているエネルギー値を見ていくと、より振動の特性が見えてきます。
普段見えないものが見えると面白いです。

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